沼①

 

2018年1月4日衝撃が走った。

 

なんと智くんと翔くんしか目に映らないこの私に、なんと衝撃が走った。

彼の名を、「重岡大毅」という。

 

まあわたしはずっと嵐担だった。嵐担といってもかなり厄介なやつで「誰が好きなの?」という関係者各位からの質問に「智くんと翔くんが一緒にいるのが好きなんです!」と自信をと誇りを持ち堂々と答えてしまい各方面から「…は?」というリアクションを受けるタイプのやっかいなヲタクだった。いや、現在進行形である。

まあわたしの経歴などどうでもよく、知らず知らずのうちに嵐を好きになり、気付いたら智くんと翔くんしか目になかった。彼らは嵐のおじさん組年上組である。まずこの点において萌えというものを感じている。だって!それは!物静かで口数も多くなく後ろから見守るタイプの大野智と圧倒的に周りを引っ張っていくタイプの櫻井翔、この真反対な二人がお互いを尊重していて「智くんには敵わない」「翔くんが影のリーダー」と言い合っちゃうこの二人のすんばらしさは計り知れない。この件についてこのブログにいつか記そうと思う。

 

 

そんなわたしにこの年明け衝撃が走った。

友人に誘われ急遽ジャニーズWESTのライブにお邪魔することになった。といっても2年前までジャニーズWESTのミーハーなファンであった。なぜか彼らの1stツアー「パリピポ」「ラッキイ」には参戦していて、実に2年ぶり。ドキドキで前日はねれなかった。(嘘)

会場に行きライブが始まった瞬間、2年前のまだまだデビューしたてでアイドルとして完成してない彼らの姿はもうなかった。ちゃんとアイドルだった。この2年で彼らは確実にアイドルとしての力をつけていた。キラキラしていた。わたしの中でジャニーズWESTは「近所のあんちゃん」だった。自分たちの持ち歌も少なく1stライブなんて先輩たちの曲を歌っていたあの頃。テレビや雑誌の露出、ワクワクでの嵐との共演(贔屓気味)などを通して確実にファンを増やしていた。彼らの全てを知っていたわけではないがもうわたしの知っている彼らではないのかと思ったら少し寂しくも感じた。パリピポはおちゃらけた曲が多くて底抜けに明るいライブだったが、いまやちゃんと魅せる曲も持っていて自分たちなりの魅せ方をわかっていてあーかっこいいなと純粋に思った。

その中でひときわ輝いていたのが()、重岡大毅だ。嵐のコンサートの見学で毎回何か爪痕を残していく、そう、彼だ。わたしが彼に対する抱いていたイメージはごめんね青春の海老沢くん。あの自然体すぎる演技が大好きである。そしてWESTivalに行く前日あろうことか「溺れるナイフ」をたまたまNetfilxで観た。本当にたまたま。しげちゃんがでているとは知らずになぜか観たくなって観たらだよ。なんなんあのリアコ感!!!!!!!ほんとに演技か?と疑いたくなるほど自然な重岡大毅感。無理だとおもった。その感情をもったままライブに行ったのも間違いだった。もう眼に映る重岡大毅がリアコでしかないのだ。好きなものは好き、無関心なものにはとことん無関心なわたしは公演中ひたすらに重岡大毅を眼で追っていた。特定のファンサはせずに少年のようにニッコニコしながら会場中に笑顔を振り撒きメンバーにちょっかいを出しいじられ、かと思うとセンターに立った時のしっくりくる存在感、センターではない時自分に与えられた立ち位置で無敵の存在感を放ちお立ち台にいるのにもかかわらず自分の歌う番でない時には歌ってるメンバーの方をみてニコニコしている。彼は一体何者…と思い公演後すぐにググった。その翌日発熱しベッドの中でYouTubeで彼の動画をかたっぱしからみた。

 

 

・・・・・・ああ、人ってこうやって沼に落ちていくのか、と我ながら思った。嵐一筋だったわたしに突然舞い込んできた沼は思ったよりも深そうだ・・・。